本:『イリアム』
ダン・シモンズの『イリアム 』(Amazon) を読了。
この作者のハイペリオンは読んだことがありません。
ただ、ギリシャ神話を持ち込んだSF作品って覚えがないけど、なにかあるのかしら?と探してて出会いました。
社会そのものを変容させてしまうSFでは世界観なんかも構築した上で展開するストーリーとなるので、神話をとりこむのも一つの手段になりえるのだろう。けども子供時代から日本人でもおなじみのギリシャ神話あたりで(私は子供向けの本をいっぱい読んだ)何かあったかしら、と思いついた次第。
当初に興味を持った視点からではないけど、ギリシャ神話を面白い取り込み方してます。
主に出てくるのは「アテナ」「アフロディテ」「アレス」と「ゼウス」あたり。かなり好戦的なアフロディテにはびっくりしましたけど、人格がある神たちが人間にたして傲慢に振る舞う舞台を眺めてよし。管理社会の怠惰な人々の未知への冒険もあり、機械生命体の文学論に異世界紀行もあり。見所満載で小説の面白さを満喫させられました。
| イリアム (海外SFノヴェルズ) | |
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